- AIスマートカメラは産業用AI推論向けのオールインワンのコンパクト型デバイスに、NVIDIA® Jetson Xavier™ NX搭載モジュールを統合しています。
- 高度に統合されたフォーマットとシンプルなケーブリングにより、エッジアプリケーションで手軽にAIを使用するための高性能、小型、低帯域幅の要件を実現できます。
- 開発環境がプレインストールされているので、直感的なGUIと豊富なプラグインオプションが提供され、概念実証がスピードアップし、市場投入までの時間が短縮されます。
2021年5月13日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーである
ADLINK Technologyから、NVIDIA Jetson Xavier NXモジュールを統合した業界初の産業用AIスマートカメラの
NEON-2000-JNXシリーズが発表されました。この新型カメラは、高度な機能、小型フォームファクタ、開発のしやすさといった特長を備えており、製造、ロジスティクス、店舗、サービス、農業、スマートシティ、ヘルスケアおよびライフサイエンスなどのエッジアプリケーションで革新的なAIビジョンソリューションを構築する扉を開きます。カメラはオールインワンソリューションなので、これまでのようなイメージセンサ・モジュール、ケーブル、AIボックスPCの煩雑な統合は必要ありません。
最新の
NVIDIA Jetson Xavier NXモジュールは、広く採用されてきた従来製品のNVIDIA® Jetson™ TX2の10倍以上のパフォーマンスを提供します。NEON-2000-JNXシリーズはこのパフォーマンスを堅牢でコンパクトなオールインワンのデバイスに統合し、導入プロセスを簡略化し、市場投入までの時間を短縮するように設計されています。
ADLINKのIoTソリューションおよび技術事業部シニアプロダクトマネージャのケビン・シュウ(Kevin Hsu)はこうコメントしています。「これまで、通常のAIビジョンソリューションでは、イメージセンサ・モジュール、ケーブル、GPUモジュールの煩雑な統合が必要だった。迅速な開発を可能にするこのエッジAIスマートカメラを使えば、ソフトウェア/ハードウェアの統合や信頼性の検証を行う労力が軽減され、AIビジョンの開発者はアプリケーション開発に専念できるようになる。NEON-2000-JNXシリーズは、エッジAIアプリケーション向けの高度な信頼性と性能を備えた、ハッスルフリーでコンパクトな製品なので、AIソフトウェアプロバイダに最適である。」
「AI主導のマシンビジョンは、ロボット工学や小売業からヘルスケア、製造業など、業界全体を変革している。」と、NVIDIAの自律型機械およびロボット工学のゼネラルマネージャーである製品管理責任者のムラリ・ゴパラクリシュナ氏(Mr. Murali Gopalakrishna)はコメントしています。 「JetsonエッジAIプラットフォームを搭載したADLINKスマートカメラキットを使用すると、開発者はAIビジョンベースの組み込みおよび産業用AIoTアプリケーション向けの統合された簡単に導入できるソリューションを手に入れることができる。」
NEON-2000-JNXには必要なすべてのコンポーネントに加え、事前に統合および検証された最適なOSが付属しています。
- Basler搭載の4つのイメージセンサを含む、1.2Mから8Mまでの合計6つのセンサ構成に対応し、マシンビジョンのRAWデータと詳細な画像情報を提供します。
- 2つの新しいMIPIイメージセンサは、画像のキャプチャ時間を短縮し、より広範な動作時温度に対応しています。
- 内蔵の画像処理プロセッサ(ISP)は、高度で環境に最適な画像処理を可能にし、AIの精度の向上に役立ちます。
- 統合により、EMC/EDS/振動/発熱の問題、インタフェースの互換性、カメラとOSの間違った設定に起因する画像の落ちといった信頼性に影響する一般的な問題が改善されます。
NEON-2000-JNXシリーズのAIスマートカメラには、ADLINKの最新のエッジビジョン分析ソフトウェアであるEVA SDK(Edge Vision Analyticsソフトウェア開発キット)がプリインストールされています。これにより、概念実証(PoC)のスケジュールと市場投入までの時間を短縮する最適なプラットフォームが提供されます。
- フィールド対応のアプリケーションプラグインとADLINK指定のAIモデルの広範なセレクションにより、必要なコーディングに制限のあるAIビジョンアプリケーションを手軽に構築できます。
- プレビュー機能により、AI推論フローと結果の迅速で直感的な検証が可能になります。
- AIの開発者は、AIの入門者であっても、アプリケーションとトレーニングに集中すれば、わずか2週間で概念実証を構築できるようになります。
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ADLINKについて
ADLINKはエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。ADLINKの理念は、AIで人、場所、物を結ぶことで、社会や産業界にポジティブな変化をもたらすことです。ADLINKの製品には、堅牢なボード、リアルタイムのデータ収集ソリューション、AIoT向けアプリケーションが含まれています。ADLINKは製造、通信、ヘルスケア、軍事、エネルギー、インフォテイメント、交通といった多数の垂直市場に製品やサービスを提供しています。
また、「インテル® パートナー・アライアンス」のチタンメンバー、NVIDIAのパートナーであるだけでなく、Eclipse、OCP、OMG、ROS2 TSCといった規格の策定に参与しています。ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40ヶ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX(台湾証券取引市場)の上場企業(株式銘柄コード:6166)の1つです。詳細については、
www.adlinktech.com/jp/をご覧ください。
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